日本の能楽に自らの演劇の理想形を見出したW. B. イェイツは、1916年、能の魅力を取り入れながらアイルランド神話の英雄クフーリンを登場させた意欲作『鷹の井戸』を発表しました。これを日本に逆輸入することを考えた横道萬里雄は翻案「鷹の泉」を、さらにそれに手を加えて「鷹姫」を書き上げ、1967年に観世寿夫らによって上演しました。その初演から50年を経た今年、京都観世能において古典「松風」「梅」と共に上演されることになりました。ぜひこの貴重な機会にご観覧ください。
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